テントウムシは夢を見たい

いつも、ドキドキ・ワクワクを夢見ている、30代男の日常記

奇跡の価値は~新世紀エヴァンゲリオンより④

突発的に始まる

おてんとうの、ちょっと変わったアニメ、漫画、映画談義

 

前回からの続き

新世紀エヴァンゲリオンの第拾弐話:奇跡の価値は

のシーンを紹介していきます。

 

奇跡の価値は

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「話は聞いた。よくやったな、シンジ。」

実現困難な作戦を見事成功させて、奇跡を起こした3人。

間違いなく、一番の活躍はシンジであった。

その活躍を遠くから見守っていた総司令である父、ゲンドウが、

初めて、自分の息子に、労いの言葉をかける。

 

これも印象的なシーンですよね。

命がけで、奇跡を起こした息子を、やっと誉める父親。

この父親、普段、全然息子と疎遠で、冷たいんですよ。

なのに、ここで優しい言葉をかける、、、ツンデレなんですよ。

現実でも、普段仕事で絶対に誉めてくれない、怒りオヤジみたいな上司いません?

その人が、急に誉め言葉を言うと、気持ち悪いと思う反面、

やっぱり嬉しいんですよね。

しかも、その上司も誉め慣れてないから、かなりぎこちなかったりして、

この場面に、そっくりなんですよ。

 

 

「ほんとにバカね。」

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作戦が無事に終わったことを記念して、

ミサトが、3人にご褒美として、食事を奢る約束をしていました。

ミサトはステーキを奢るつもりだったのに、4人が向かったのは、ラーメン屋。

レイの好みに合わせて、みんなで食べられるものにしたアスカの配慮だった。

そこで、シンジは、先ほど父に誉められたことが嬉しかったこと、

父に誉められるために、エヴァに乗っているのかもしれないことを告白する。

それを聞いて、アスカは、今まで以上に優しい口調で、

いつも通り、シンジをなじる言葉をかけるのである。

 

このセリフで、この話は幕を閉じます。

すごい、なごんでいる場面ですね。

この時のシンジの顔も、とても和やかでいい顔しています。

今まで、なぜ、エヴァに乗っているか分からないでいた少年が、

なんとなく、自分で答えを出したんです。

仕事をする理由が分からなくなったとき、

理不尽でツラくなったとき、

この話を見ると、「よし、自分も明日から頑張ろう!」と思える。

私にとっては、そうゆう作品なんですね。

 

 

奇跡の価値は計り知れない

4回に渡って、長々と語らせていただきました。

まだ語りつくせないところもあるのですが、

キリがないので、この辺にします。

私にとっては、明日への活力になる作品です。

ぜひ、みなさまも、試してみてはいかがでしょうか。