テントウムシは夢を見たい

いつも、ドキドキ・ワクワクを夢見ている、30代男の日常記

夏休みのキューピット

楽しみな旅行

前回の記事でも書きましたが、

 

coccinella-dream.hatenablog.com

 

今年の夏休みは、遠出はしない予定です。

行けるときに海外旅行へという気持ちが強く、

それなりに、今までたくさんの海外へ行きました。

それらの旅行の楽しかった思い出は、後々語ろうと思っていますが、

今回は、妻と行った海外での話。

 

妻とは、新婚旅行で、ニューカレドニアへ行きました。

その次の年に、ニュージーランドに行きました。

これは、妻の両親の新婚旅行がニューカレドニアで、

私の両親の新婚旅行がニュージーランドだったという、

何とも恥ずかしい理由なんですが、

どちらも魅力的な観光地に思えて、選択しました。

 

簡単な印象で言うと、

ニューカレドニアは、綺麗な海、島、ビーチをゆったり楽しむ。

ニュージーランドは、川、山、それから星を見て楽しむ。

こんな感じでしょうか。

 

 

知り合い

ニューカレドニアを訪れた時の話。

ニューカレドニアは本島とは別に、離島がたくさんあります。

この離島は手つかずの自然があり、

のんびりした時間が流れているので、

観光スポットとしては、かなりオススメな所でした。

 

私が、行った離島では、リゾートホテルは1件だけで、

その他の地元民のレストランなどは少なく、

だいたい、そのホテルでのんびり過ごすというのが、

一般的な滞在方法でした。

もちろんプライベートビーチもあるし、

プールもあるし、

少し歩けば、有名なシュノーケリングポイントもあるので、

全然飽きずに楽しめるところです。

 

食事と言えば、ホテルのレストランでするのが普通で、

そのホテルに泊まっている他の客も、

別テーブルで食事をしているので、

それなりに毎日顔を合わせる状態です。

日本人は、数名だけで、ヨーロッパ系の人が多い印象でした。

 

そんなある日、妻とディナーをしていると、

隣に珍しく、日本人カップルが座りました。

その、男性が、なんと自分の知っている人でした!

 

 

悪い癖

いや、待てよ。

自分はお酒を飲んでいる。

しかも、前にも書いたように、悪い癖がある。

 

coccinella-dream.hatenablog.com

日本から遠く離れたニューカレドニアで、

しかも、本島ではなく、たくさんある離島の一つで、

知り合いに会うはずがない。

 

でも、本当に似ている。

その人は、大学最後の2年間で、実習が同じグループだった人。

毎日顔を会わせて、毎日苦楽を共にした人。

間違うはずがない。

 

でも、卒業後は遠いところで就職したので、

全く会っていないし、連絡も取らなくなった。

卒業してから、3年が経っていました。

 

でも、似ている。

怒られるのを覚悟で、妻に言うと、

「そんなわけないでしょ」と、案の定、怒られました。

 

 

偶然の産物

もやもやする中、食事は進んで、

自分たちのところにメインが運ばれてきました。

たまたま注文したメイン料理は、

蓋を取ると、煙が出てくる演出の料理でした。

少しその演出で、周囲の注目を浴びた、その時でした。

 

「おい!○○(私の名前)やん!なにしてんの!」

 

と隣の男性から声をかけられました。

 

そうです。合っていたんです。

私が似ていると思ったのは、間違いなく、彼だったのです。

 

 

答え合わせ

食事のあと、久しぶりの再会なので、

一緒に飲みましょうという話になりました。

妻には断りを入れて、

久しぶりの再会が、外国の離島となった友人と、

ホテルのバーで語り合いました。

 

お互いの近況報告をしている中で、

彼のお相手の女性は?と聞くと、

まだ彼女とのことでした。

 

まだ?

そうです。

今回の旅行でプロポーズする予定とのこと。

指輪も隠して持ってきていると言うではありませんか。

なんか、その大切な一日を私のせいで、

無駄にして申し訳ございませんと伝えると、

「まだ時間があるから大丈夫。それより、こんな偶然、おもろいな!」

と言って、昔みたいに楽しく飲みました。

 

帰国してから、数か月後。

無事に結婚の報告が来たので、

ああ、良かったと胸をなでおろした私でした。