テントウムシは夢を見たい

いつも、ドキドキ・ワクワクを夢見ている、30代男の日常記

部活の思い出⑥

モテるわけがない

中高時代は、試合で勝てない日々が続いていました。

それでも、やはり、ときどきは結果が出たり、

一本を取った時の快感がたまらなくて、

中高も、辞めずに続けることになるのです。

 

そんな中、中高生といえば、、、

そう思春期、青春ですよね。

 

以前にも書きましたが、剣道部はモテない。

モテるわけがない。

 

まず、臭い。

このイメージが強いですよね。

まあ、汗かいた防具は、洗えませんからね。

日陰の風通しのいいところに、置いておくしか方法はないです。

この、日陰で風通しの良い場所など、なかなかあるものでもないし、

仮に、見つかっても、汗の成分としては凝縮されるだけで、

根本的な解決にはなりません。

そんな中、ちょうど私が中学校にあがる頃に現れた救世主が、

布製品に対する消臭スプレー、ファブリーズです。

なんと、洗ってないけど、消臭してくれるという優れもの。

まあ、今でもそうだと思いますが、みんな使っていますよね。

でも、正直、これも慰め程度で、

完全なる消臭はなされません。

中高時代は、においに敏感なので、

この「臭い」ということに関しては、かなりのdisadvantageになりますね。

 

次に、顔が見えない。

剣道をしていても、顔が見えません。

例えば、恋をしている女性が、剣道の練習をこっそり見に来ても、

どこに愛しの彼がいるか分かりません。

もちろん、名前がついているので、分からないことはないですが、

一生懸命練習して、汗をかく、綺麗な顔を拝見することは出来ないのです。

 

そして最後に、試合システムが分からない。

以前から書いている通りで、

ルールを学ぶことは出来ますが、

どうすれば「1本」なのかというところは、

口で説明しても、分かりませんし、

やや試合によって、その基準が変わることもあるので、

未経験者が、システムのすべてを理解するのは、

なかなか困難なことになりますね。

 

以上の理由で、

モテるわけがない。

 

 

それでも続けた

試合では勝てないし、

全然モテないし、

中高時代は、なぜ続けていたのか、正直よく分かりません。

でも、たぶん、好きなんだと思います。

でないと、続けることが出来ないと思います。

 

高校の最後は、

「大学に入ったら、オシャレなサークルに入って、

オシャレな大学生活を楽しむぞ!」

と意気込んでいました。

 

が、

 

そうです。

大学でも、剣道部に入ってしまうのです。

なぜか、自分でもよく分かりませんが、

やっぱり、好きなんだと思います。

その頃は、「自分で唯一自慢できるのは、継続してきた剣道くらいだ」

みたいな考えがあったかもしれませんが、

そんな自慢できる業績や、技術があるわけではないのに、

なぜか、また剣道部に入ってしまうのです。

 

華やかな大学生活を夢見ていたのに、

結局、大学でもモテない剣道部を選択するわけです。

 

つづく、、、