テントウムシは夢を見たい

いつも、ドキドキ・ワクワクを夢見ている、30代男の日常記

部活の思い出⑦

厳格な時代

私が大学に入った頃というのは、

ちょうど飲酒の強要による事故が問題になっていた頃で、

あまり、飲ませてはいけないという時代でした。

 

しかし、私が入った田舎大学の剣道部には、

まだまだ、その悪しき習慣は残っていまして、

最初の頃は、数々の洗礼を浴びせられました。

 

ある意味、先輩方に可愛がっていただいているので、

ありがたく思っている反面、

私自身がお酒に弱いので、かなり大変でしたね。

 

また、いわゆる、武道の体育会系なので、

ある意味、ヤクザの世界に似ています。

例えば、公式飲み会は全員スーツで参加しないといけないとか、

OBや師範が練習に来られたら、帰られるまで荷物持ちや見送りを外まで行うとか、

非常に厳格な部活でした。

 

 

長い6年間

しかし、時代は移っていくもので、

私は6年生まで大学があったので、

6年もあれば、いろいろ変わります。

 

飲み会の質は、ゆるくなって、

お酒は飲みたくなければ飲まなくて良くなったし、

昔ほど、怒鳴るOBもいなくなりました。

でも、スーツはまだ継続しているようです。

 

私は、ここで様々なことを学んだ気がします。

人との付き合い方

目上の人とのお酒の飲み方

宴会の司会進行

これらは、今でもかなり生きている大事な要素です。

 

そして、忘れてはいけないのが、

やっぱり、剣道に真摯に向き合って、

みんなで汗水流しながら、結果を手にした時の感動、達成感。

これに勝るものはないくらい、たくさんの思い出をもらいました。

 

 

大学部活

今、ニュースでは、日大アメフト部の問題が取り上げられています。

こういうのを見ると、

いろいろ、やるせない気持ちになります。

 

もちろん、違反行為はいけないことだし、

人をケガさせていいなんて理由は、

この法治国家の日本においては、ありえないです。

 

ただ、少しかわいそうなのは、

学生は、この部活に一生懸命だったんだろうことを、

発言の端々から、感じることです。

学生は非常に懸命に打ち込んでいて、

その結果、起こってしまった事態なのではないかと。

私が大学で、部活に真剣に取り組んでいたから思うのですが、

このニュースの情報を聞くと、

学生は、一生懸命にスポーツに取り組んでいたことだけは、

ひしひしと伝わってきます。

それだけに、こんな事態になったのは非常に悲しいです。

 

私の在籍していた部活は、

それだけ厳格な部活だったし、

もちろん試合に出るからには、「勝つこと」を目的にしていました。

でも、日大のように、いわゆる全国的な強豪校ではなかったし、

スポーツ推薦がないと、将来の人生に関わるというような人はいません。

なので、そこまで、追い込まれて試合をしている人はいませんでした。

その点は、心の余裕は少し存在しますが、

でも、剣道に対する思いは強いし、

みんな真剣に試合に勝ちたいと思って取り組んでいました。

 

つづく、、、